箕面市 雨漏りが発生した築100年の瓦屋根

日本で長く愛され続けている瓦屋根の瓦は、紫外線や雨風の影響で機能劣化する事はほとんどなく、非常に耐久力の高い優秀な屋根材です。

ただその瓦を接着する漆喰や、下地の葺き土や防水シートは劣化するのでメンテナンスは必要です。

今回は箕面市にお住まいの方から「雨漏りしているので屋根を見てほしい」とのお問い合わせがあり、調査に向かいました。
台所の雨漏り
まず雨漏りが発生した箇所を確認しました。

台所の戸棚近くで雨漏りが発生して、天井の壁紙の剥がれが目立っていました。
リビングの雨漏りによるシミ
リビングの方も薄くシミが出来て黄ばんできている状態でした。

雨漏りは1度発生したら原因を突き止めて補修しない限りはどんどん広がるので早めの対策が必要です。
築100年越えの瓦屋根
早速屋根に上って現場調査開始です。

こちらの瓦屋根は築100年以上経っており、昨年の大型台風21号により被災し、一部飛散した瓦が差し替えられたり、瓦と下地に出来た隙間に漆喰を詰めて補修されたような状態でした。

しかしその後何度かの大雨の影響を受けてまた雨漏りが発生したようです。


隙間が発生した瓦同士の重ね部分
瓦下地の葺き土
こちらの屋根は築100年越えのため、瓦の下に大量の土を葺く旧工法によって施工されていました。

また一部漆喰が劣化していて、瓦同士の重ね部分に隙間があり、降雨時には瓦の裏に雨水が侵入しやすい状態でした。

通常の雨のような少量の水であれば、葺き土が吸い込むので雨漏りまでは引き起こしにくいのですが、台風や近年頻発する豪雨などの際に大量の水が入り込めば葺き土が崩れて流出し、土の量が減ります。

土の量が減ると瓦の固定力を失い、更に隙間が出来て雨水を侵入させてしまうという悪循環が起きている状態です。
雨漏りが発生した瓦屋根
今回は居室内まで雨漏りが発生していた為、瓦の補修だけではなく下地からやり直す葺き替え工事のご提案となりました。

手間がかかり、工期や費用が増大する旧来の土葺きではなく、下地に桟木という木材を設置し、その桟木に瓦を引っ掛ける桟葺きで屋根を修繕するご提案です。

瓦屋根は、災害時だけでなく、平時に漆喰や下地の経年劣化を把握してメンテナンスしておくことがオススメです。