箕面市 瓦屋根に起こりやすいトラブルとは?


※2021年7月3日更新


日々天候の影響を受けながら、外気の攻撃から住まいを守り続けている屋根。

家になくてはならない最重要の部分でありながら、その状態やメンテナンス時期を意識することは普段ほとんどないのではないでしょうか。

今回は瓦屋根に起こりやすいトラブルとその原因をご紹介していきたいと思います。
瓦屋根ケラバのズレた瓦
瓦屋根のトラブルの中でも最も多いのが瓦のズレです。

さらに、築年数が浅くても強風や台風でズレや剥がれが起きる可能性があるのが屋根の端の部分です。

端の部分はどうしても強風など外気の影響を受けやすいので、漆喰で接着したり、下地の木材に瓦をビス打ちして固定してあってもこのようにズレたり落下してしまう事があります。
瓦屋根大棟のズレた瓦
屋根面と屋根面が稜線上に接合している部分を棟(むね)といいます。

棟も他の屋根部分と比較すると外気の影響を受けやすく、瓦がズレたり剥がれたりしやすい部分です。

棟には屋根面の合わせ目を覆うように瓦を積み上げていることが多いので、連続して剥がれやすく、放置すると雨漏りの原因になりやすい部分です。

落下物で割れた瓦
瓦屋根の瓦は、どの屋根材よりも頑丈な素材です。

長い間紫外線を浴び続け雨に打たれても、色褪せや破損、機能的劣化などはほぼありません。

ただ、強風時の飛来物や落下物による衝撃を受けると他の屋根材と同様に割れたり破損したりします。
落下した瓦
「瓦が一部剥がれたぐらいで業者を呼ぶのは面倒・・」と思うかもしれませんが、ズレた瓦を放置すると次の強風時に剥がれて飛んでいって人をケガさせてしまう可能性があります。

また、ご近所の住宅や周辺の物を破損させてしまう可能性もあるので、早めに補修しておきましょう。
瓦屋根葺き土の劣化
築年数が経っている場合、瓦の下地として旧工法で使用されていた葺き土が経年劣化している可能性があります。

葺き土が劣化するとパサパサに痩せてくるので、瓦が固定力を失ってズレやすくなります。

瓦がズレた隙間から侵入した雨水は、劣化した葺き土を通過してその下の野地板を腐食させ、雨漏りの原因となります。
野地板とアスファルトルーフィングを張ります
新工法で施工された屋根の場合は、葺き土ではなくルーフィングと呼ばれる防水シートが敷かれています。

防水機能はかなり高いのですが、瓦とは違っておよそ20年を目安に経年劣化します。

築年数が経っている場合はこのルーフィングの交換も大事な屋根メンテナンスの1つといえます。
瓦屋根の破損やトラブルは、災害時だけでなく普段も起こり得ます。

屋根の劣化放置を続けると屋根裏まで腐食してしまい、大がかりなリフォーム工事が必要になります。

小さな破損を補修しておくことで、災害時や悪天候の場合も安心して過ごせますし、雨漏り大きな屋根被害を防ぐことが出来るので、瓦1枚でもお気軽にご相談や無料点検をご依頼くださいね。