スタッフブログ

池田市 漆喰が劣化した瓦屋根

2021年3月24日|カテゴリー「スタッフブログ
劣化し始めた瓦屋根
瓦屋根を施工する際に使用される漆喰は大変頑丈なのですが、20年から30年で劣化し、割れ・剥がれが特に屋根頂上の水平部分の棟部で見られるようになります。

その状態で地震や台風の影響を受けると、雨漏りが起きたり、瓦が剥がれたり落下したりという被害に繋がります。
漆喰が劣化した棟部

漆喰は、瓦をしっかりと固定する接着剤として使われます


また撥水効果があり、雨水が屋根の下地に侵入するのを防ぐ、防水材としての役割もあります


漆喰の劣化がすすむと、この2つの役割がどちらも失われていくため、築年数が経った屋根の場合は特に、補修が必要になります。


現在はその劣化対策も進んでおり、耐久性の高い瓦に見合うように、なんばん漆喰と呼ばれる石灰や炭酸カルシウム、繊維を混ぜたものが使用されています。


葺き土は使用せず、漆喰と葺き土両方の役をこなすなんばん漆喰のみで仕上げる施工方法が主流です。


劣化した漆喰

剥がれ・崩れが起きた漆喰

実際に点検にうかがった瓦屋根の棟部がこちらです。

一番上の冠瓦とその下に3段積みされた熨斗(のし)瓦はまだ大きくズレてはいませんでした。

ただ、この熨斗瓦の下に白く見えている漆喰は、経年劣化が進んでいて、表面がパサパサになってところどころ剥がれてきていました。
鬼瓦まわりの漆喰劣化

大きく崩れた漆喰
装飾や厄除けの為に、瓦屋根の棟部分の端に取り付けられている瓦を鬼瓦といいます。

この鬼瓦廻りの漆喰は、劣化した場合に棟部の漆喰の中でも特に目立つ箇所なので、この部分のみの補修を依頼される方もいらっしゃいます。

漆喰は日々雨風にさらされて劣化してしまいますが、瓦を固定して支えていたり、雨水の侵入を防いだりしてくれるものなので、築年数が経っている場合は特に、災害対策としてメンテナンスしておくことが大切です。

今回は点検のうえ、棟部分の取り直し工事をご提案いたしました。

1度瓦を剥がし、下の古い漆喰や葺き土を撤去して、新たになんばん漆喰で既存の瓦を積み直す工事です。
漆喰のメンテナンスが必要とはいえ、住んでいる家の瓦屋根の劣化状態を把握するのは難しいですね。

瓦屋根救援隊では、
『そもそもメンテナンスが必要な状態か?』
『屋根の瓦を別の軽い瓦に変えられるか?』
『瓦が数枚だけ割れてしまった』
『工事するなら費用はどのくらい?』などのご質問やご相談も随時受け付けております。

専門スタッフが丁寧に対応させていただきますので、お電話やお問い合わせフォームからまずはお気軽にお問い合わせください。

豊中市 雨漏りが発生した瓦屋根

2021年3月23日|カテゴリー「スタッフブログ
室内の天井から落ちてくる雨漏り。 この雨水の侵入口の1つとして考えられるのが屋根です。

雨漏りが発生したということは、雨水の通り道になっている屋根の下地も濡れているということです。

そこから更に放置してしまうと、腐食が進んで、かなり大がかりな工事が必要になります。

瓦屋根は、瓦自体は耐久年数100年とも言われていますが、漆喰は数十年に一度は修繕が必要で、屋根の構造上、特に棟部分のメンテナンスは必要です。

今回は、豊中市にお住いの方からお問い合わせがあり、瓦屋根の現場調査に向かいました。

ブルーシート養生した瓦屋根

応急処置として使用されたブルーシート

お問い合わせのあった屋根に登って点検をしました。

屋根の頂上部である棟に一部、応急処置としてブルーシートが掛けられていました。

もともと棟部分の瓦がズレているのはご存じだったようですが、修理するか検討しているうちに台風がきてしまい、更に損傷して雨漏りが発生してしまったようです。


のし瓦がズレた棟

ズレ落ちてきたのし瓦

棟部分の一番上の瓦が冠瓦、その下の短冊状の瓦が熨斗(のし)瓦です。

本来台風でここまで崩れることはないのですが、こちらの屋根は築年数が経っており、漆喰が劣化して瓦の接着力がかなり弱まっていました。
(熨斗瓦の下の白い部分が漆喰です)

漆喰が劣化すると接着力が弱まるだけでなく、乾燥して崩れることで隙間が出来、雨水の侵入口となって下の葺き土が濡れて腐食し、雨漏りに繋がります。

棟は、頂上で屋根の合わせ目を塞ぐことで、斜面側に水を流す役割をしています。

天候の影響を受けやすい部分でもあり、屋根の中でも劣化しやすい部分で、特に築20年以降は定期的に点検することをオススメします。

築年数の経った瓦屋根は、瓦の下全体に土を葺く土葺き工法で施工された屋根も多く、葺き土が劣化して腐食が進んでいることがあります。

今回は、残っている葺き土は撤去し、「アスファルトルーフィング」という防水シートを敷いてから、瓦を葺き替える提案をさせていただきました。
(耐震力に問題があるため、土は使用しません)
ヒビが入った瓦
台風や強風時、飛来物や小石などが飛んできて屋根に衝突することがあります。

飛来物の直撃は思いのほか衝撃が強く、頑丈な瓦でもこのようにひび割れが発生してしまいます。

どこも劣化していない比較的新しい屋根でも、災害時にこういった部分的な破損は起こり得ます。

でもこのような部分的な損傷の場合、破損した瓦の交換のみですむところが瓦屋根のメリットのひとつともいえます。

瓦屋根救援隊では、瓦1枚の交換でもプロの職人が喜んで対応させていただきます。

不安な箇所などありましたら、お気軽にお問い合わせください。

茨木市 台風被害にあった瓦屋根

2021年3月15日|カテゴリー「スタッフブログ
屋根は、普段目にする事はなくても、毎日様々な天候から住居を守っている大切な部分です。

日々の生活において、屋根の劣化を気にすることはほとんどないかもしれませんが、築年数の経った家や、昔の工法で作られた屋根は、思いのほか劣化している事があります。

近年は規模の大きい台風が頻発しており、雨漏りはしてないからと劣化を放置していると、取り返しがつかないほど屋根が損壊してしまうことがあります。

今回は、茨木市にお住いの方から「早急に屋根をみてほしい!」というお問い合わせがあり、現場に向かいました。
倒壊した棟
屋根の頂上にある棟部分です。
接着していた漆喰や葺き土の劣化に気づかないまま、台風がきてしまい、棟の頂上の冠瓦はほとんどすべて剥がれ、損壊しています。
下地の葺き土も剥き出しになり、雨風を受けて崩れ出している状態です。
剥がれた瓦
台風が来る前は、瓦のズレや剥がれがあるとは気づかなかったそうです。
ただ、こちらの屋根は築年数が経っており、以前主流だった土葺き工法で施工されていました。
経年劣化によりもともと瓦と下地に隙間があり、そこから雨風の影響をもろに受けて剥がれたものと思われます。
漆喰が劣化した瓦屋根

劣化して表面がパサパサになった漆喰

こちらの家は、普段雨漏りもなく、下から見上げても瓦の劣化に気づかなかった為、メンテナンスをしてこなかったようですが、瓦自体は頑丈でも、それを接着している漆喰はどうしても経年劣化します。

漆喰にはもともと防水性がありますが、年数が経過すると、表面から徐々に防水性が失われてしまいます。

防水性を失った漆喰は、やがて表面からパサパサに乾燥し、左写真のようにひび割れてきます。

そうすると瓦への粘着性が低下してきて、台風などの影響を受けて最後は剥がれて崩れ出してしまいます。
崩壊した屋根
瓦屋根は、1999年に工法が改定される前までは、瓦の下地として屋根全体に土を敷く土葺き工法が一般的でした。

土を敷いて屋根を重くすることで、建物の耐風力を上げるという考え方だったのです。

現在の瓦屋根は、科学的な実験データに基づいた「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」に準拠した工法(通称:ガイドライン工法)で施工します。(葺き土は使用しません)

瓦自体にも防風対策が施されて耐風性や耐震性が飛躍的に高まっており、他の屋根材と比較しても、かなり優秀です。

今回お問い合わせをいただいた方は、これまでの瓦屋根の外観を変えたくないとのご要望があり、葺き直し工事を提案させていただきました。

従来の工法で使われていた葺き土を全て撤去して、既存の瓦を使い、破損した瓦のみ新調して耐風性・耐震性に優れた「ガイドライン工法」で施工する工事です。

瓦屋根救援隊では、屋根全体の葺き替え工事から瓦1枚の交換まで、喜んで対応させていただきます。

そもそも修理が必要かどうかのご相談も、専門スタッフが無料で対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

瓦屋根のメリットとデメリットとは

2021年3月14日|カテゴリー「スタッフブログ
日本の原風景、和風建築と言えば瓦屋根です。
瓦屋根は日本の建造物の代表ともいえる地位を築いており、今でも多く使用されています。
今回は瓦屋根のメリットとデメリット、特徴をご紹介していきたいと思います。

瓦屋根とは

日本の瓦屋根
お寺や神社、お城など日本の歴史的な建物にも必ず使われている瓦。
見た目の重厚感はもちろん、耐久性についても、他の屋根材と比較してかなり優れています。

近年は特に、日本の夏は猛暑・酷暑と言われています。
そんな時期、建物の屋根部分は想像以上の高温になりますが、そもそも高温で焼き固めて作られた瓦は酷暑にも耐えうる耐久性があります。

さらに、以前は土葺きという瓦の下の屋根面全体に土を敷く施工方法でしたが、現在は土を使わない軽量耐震工法に変わって来ています。

また瓦自体も軽量化されているので、屋根にかかる重量は、旧工法と比較すると半分程度と、かなり軽くなってきています。


半永久的に使える瓦屋根
瓦屋根の最大のメリットは、
①コストパフォーマンスが高いことです!
耐久性の高い瓦そのものは、半永久的に使用できる屋根材です。
長期間使用しても錆が発生せず、再塗装の必要がありません。
屋根材としての機能が劣化せず、メンテナンスが不要であることを考えると、トータルコストは確実に安くすみます。
 
②断熱性
瓦は熱を伝えにくいうえに、構造上屋根裏に空間ができるため断熱効果が高いです。
夏は涼しく、冬は暖かい室内環境を生み出してくれます。

③遮音性
室内環境において不快に感じる音の一つに屋根から響く雨音があります
瓦は土から出来ているので音の吸収性が高く、瓦の持つ厚みと下地板との空間が音を遮ってくれます。 
意外と見落としがちな遮音性ですが、長く住んでいく家において重要な検討要素の一つです。

④通気性
瓦は下地の板から少し浮かせて設置する施工法のため、瓦と瓦の間に空気の層ができます。通気性が保たれる事により、湿気を逃す事が出来、結露も防止します。

⑤幅広いデザインから選べます
瓦屋根というと、日本の伝統的な建造物のような重厚感のある屋根を想像する人も多いと思います。
しかし、現代の瓦屋根の種類にはさまざまな色や型があり、瓦の機能的なメリットはそのままに洋風建築にマッチするデザインも豊富になってきました。
①初期費用が高いです
瓦は優れた機能がありますが、屋根材の中では比較的価格が高いです。
また、施工には専門的な技術を持った瓦屋根の職人が必要です。
そのため、全体的に初めにかかるコストは比較的高くなります。

②まれに凍害が起きます

冬の寒い時に水分を含んだ瓦が冷えて氷となり、体積が増え剥離が起きる事がまれにあり、使用される住環境によっては瓦が劣化する事があります。


豊富なラインナップからじっくりとお選びください

大事なお家の外観や雰囲気の要となり、住み心地にも影響してくる屋根材はどれにしようか迷いますね。

瓦屋根救援隊では、屋根の修理などご相談の際には、屋根材の特徴だけでなく、ライフスタイルに合わせたメンテナンス費用もご案内した上で、お好みのものをお選びいただいております。
気になることやお困りの点などありましたら、電話・お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

瓦屋根の葺き替えと補修工事

2021年3月1日|カテゴリー「スタッフブログ
瓦屋根が劣化した場合、表面の瓦部分など劣化した部分のみを修理する補修工事と、全面的に屋根を一新する葺き替え工事という大きく分けて2つの選択肢があります。

今回は『補修工事』と『葺き替え工事』との特徴をご紹介したいと思います。


瓦屋根の補修工事

ヒビがはいった瓦
瓦屋根の寿命は、約50年から長いものは100年と言われています。

もちろんお住まいの環境や自然災害によって変わりますが、以下のような少々の不具合なら劣化部分のみの補修工事ですむ可能性があります。

・瓦の一部だけがズレている
・瓦の一部だけにヒビなどの傷みがある
・雨漏りしている原因が全体の劣化ではないので、
原因のある部分だけを補修する
・変色した部分がある



瓦屋根の葺き替え

全体が劣化していた瓦屋根
以下のような項目に当てはまる場合、補修工事ですむか、全体の葺き替えが必要かはプロの判断が必要です。

・築20年以上経っていて、その間に点検を1度もしていない
・天井に雨染みができている
・天井がカビっぽい
・強風時に屋根から音がする
・雨が降った翌日以降も湿気が残る



葺き替えのメリットとデメリット

屋根の点検
屋根全体の『葺き替え』と部分的な『補修工事』では、費用に関してはやはり基本的に『葺き替え』の方が高くなります。

ただ、屋根材は古くなると、メンテナンスが必要になるサイクルが年を追うごとに短くなってきます。

何度も部分的に補修したり塗り直したりと、しょっちゅう補修する必要が出てくると費用が定期的にかかってくるので、葺き替え工事をすることで、結果的にトータルコストを安く抑えられる場合もあります。

早めの点検とメンテナンスが大切

瓦屋根はとても頑丈な屋根材なので、すぐに劣化したり不具合が出て雨漏りするなんてことはありませんが、それでも早めの点検やメンテナンスは大切です。


点検やメンテナンスをギリギリまで放置して雨漏りなど症状が出てしまった場合、あせって見つけた業者や訪問業者に依頼しなくてはいけなくなり、費用や工事の内容などについてゆっくり冷静な判断が出来なくなってしまいます。


余裕をもって点検を依頼すれば、費用を抑える方法がないか検討したり、どんな工事方法があるかを比較検討したり、屋根材を様々なデザインから選ぶことも出来ます。


瓦屋根救援隊は、不要な工事などは一切ご提案いたしません。


お問い合わせいただきましたら丁寧に専門スタッフが状況を伺い、屋根のプロが無料でどこよりも早く駆けつけて点検・調査を行いますので、お気軽にお問い合わせください。