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吹田市 瓦屋根の劣化で発生した雨漏り
2021年9月27日
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瓦屋根の瓦は耐久年数100年ともいわれており、長年紫外線や雨風を受けても色褪せや破損したりすることはありません。
ただ、その内部の漆喰や葺き土の経年劣化、地震、台風などの災害が原因で瓦がズレたり崩れ落ちることがあります。
外から見上げてもわからない劣化はついメンテナンスを怠りがちです。
知らぬうちに劣化が進行して雨漏りに繋がることもあります。
瓦屋根の劣化が原因で発生した雨漏り
今回は吹田市にお住まいの方から「雨漏りしているので屋根を見てほしい」というご依頼があり、現場調査に行きました。
屋根を一見したところ瓦が崩壊しているところなどはなく、メンテナンスなど必要ないように見えるかと思いますが、実際は室内の天井も湿りが確認できるほどの雨漏りが発生しています。
天井裏を確認したところ、応急処置としてバケツが置かれていました。
屋根裏を見上げると、屋根下地である野地板がかなり濡れて腐食が進行しているのがわかりました。
上の写真を見ていただくと、瓦が一部連続してズレてしまっているのがわかると思います。
雨漏りが発生していたのはちょうどこの部分です。
屋根頂上に設置された水平な部分を棟といいますが、瓦のズレはこの棟のすぐ下の瓦から始まっていました。
瓦はなんとか崩落せずに留まっていましたが、ほとんどがズレて剥がれかけている状態です。
瓦内部の漆喰や葺き土は、雨風の影響を受けて経年劣化すると剥がれて崩れてきます。
上写真のように葺き土が崩れた状態を放置したままにすると、地震などがあった際に瓦がズレやすくなり隙間が出来ます。
その隙間から更に雨水が侵入し続けると、その下の野地板が濡れて腐食が進行し、やがて雨漏りに繋がります。
今回はこの旧工法で使用された葺き土を全て撤去し、野地板を交換する葺き替え工事をご提案致しました。
普段気づきにくい屋根の劣化には無料点検を
瓦屋根は、瓦自体は劣化しないため、外から見ても劣化に気づきにくいものです。
知らぬうちに屋根下地が腐食してしまわないように、災害に備えて点検しておくと安心です。
早めに気づくことが出来れば、最小限の補修ですみ、コストもかなり抑えられます。
瓦屋根救援隊では、随時無料点検を実施しております。
屋根について気になることやご質問もお電話やお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせ下さい。
茨木市 瓦屋根の破損しやすい部分の名称とは
2021年9月21日
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※2021年9月21日 記事更新
こんにちは!瓦屋根救援隊です。
日本の歴史的な建物や和風住宅に必ず使用されてきた瓦屋根。
特に耐久性や遮音性は他の屋根材と比較しても非常に優秀で、築後のメンテナンス費用を抑えられるという大きなメリットがあります。
また、最近ではそのデザインも多様化しており、洋風住宅にも美観を添えられるタイプも豊富にあるため、現在も変わらず人気があります。
ただ、瓦自体の耐久性が優秀過ぎるために、瓦同士を接着している漆喰のメンテナンスをつい疎かにしてしまい、災害時に瓦が連続して剥がれてしまう事があります。
今回は瓦屋根の漆喰が劣化して破損してしまいやすいのはどこか、その名称とメンテナンスのポイントをご紹介します。
大棟(おおむね)
勾配のついた屋根面の結合部分となる高い部分を棟といいます。
更に、いくつかある棟の中でも1番高い位置にある、屋根全体の頂上にある棟を大棟といいます。
大棟は、屋根面の結合部分を守るように棟瓦を積むことによって雨水の侵入を防いでいます。
この棟瓦を接着している漆喰は約15年ほどで劣化が起こり、ヒビや剥がれが生じます。
単純にその隙間から雨水が侵入するのと同時に、瓦同士の密着性がなくなるため、強風時などに瓦がズレたり剥がれたりしてしまいます。
剥がれたまま放置していると、雨水によって屋根下地や屋根裏が腐食してしまい、大がかりな補修工事が必要となるため、破損を見つけたら早めに業者に修理を依頼しましょう。
鬼瓦まわり
鬼瓦とは、棟の先端に設置される装飾瓦のことです。
瓦屋根と聞くとこの鬼瓦をイメージされる方もいるのはないでしょうか。
鬼瓦は無病息災などの厄払いを託されたシンボルであるとともに、
棟内部に雨風が侵入しないように先端で蓋をする機能的な役割があります。
天候の影響を受けやすい部分のため、漆喰が劣化すると剥がれて落下する可能性もあるので注意が必要です。
ケラバ
屋根の外壁から出っ張った端の部分で、雨樋がついていない側の部分をケラバといいます。
このケラバは日々外壁を紫外線や雨風の吹き込みから守っている、住宅において重要な部分です。
その分、
天候の影響を受けて劣化しやすいので、特に築年数が経っている屋根は漆喰補修しておきたい部分の1つといえます。
今回は瓦屋根の中でも、漆喰の劣化を放置すると雨漏りが発生したり災害時に破損しやすいポイントについてご紹介しました。
瓦屋根は下から見上げても劣化に気づきにくいですが、漆喰のメンテナンスをすることによって生涯安心して使える優秀な屋根材です。
おおがかりな補修工事が必要になる前に、漆喰補修など適切な補強をしておくことが重要なポイントです。
瓦1枚でも修理をした方が良い理由
2021年9月15日
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※2021年9月15日 記事更新
こんにちは!瓦屋根救援隊です。
「瓦屋根の瓦が部分的にズレている気がする」
「一枚だけ瓦が外れかかっている」
瓦屋根に関するちょっとしたトラブル。気にはなるけど生活に支障が出ているわけでは無いし、修理は何か困ってからでいいかな、とお考えの方も多いかもしれません。
ただ、ちょっとした瓦の不具合を長期間放置することで起こりうるトラブルがあります。今回は、瓦一枚でも早目に修理した方がいい理由をご紹介します。
瓦が一枚だけ無くなっていたらどうしますか?
こちらの瓦屋根は瓦1枚分が完全になくなっています。
そして隣の瓦もズレてしまっています。
このような瓦を発見された場合、どうしますか?
また、どうすれば正解でしょうか?
正解はすぐに業者に依頼する
「瓦1枚で大げさな」と思われるかもしれませんが、答えは”すぐに業者に依頼をする”です。
誤解を生みたくないのですが、瓦1枚が無いことですぐに雨漏りするわけではないです。
しかし何か月も放置をすることは禁物です。
焦って適当な業者に頼まなくて大丈夫です。
ですが、評判が良い業者を念入りに調べてから速やかに相談・依頼をしてください。
瓦1枚でも修理をした方が良い理由
瓦一枚無いからといってすぐに雨漏りするわけではない、でも…
すぐに修理をした方がいいと言いましたが、実は即雨漏り被害に遭う訳ではありません。
屋根の構造について簡単に説明します。
野地板・防水シート・屋根材 この3点があってこその「屋根」
①屋根の基礎、垂木があります。
②垂木の上に野地板を張り付けます。
③野地板の上にアスファルトルーフィング(防水シート)を張り付けます。
④最後に屋根材を葺いて完成です。
①~③は基本的にどの屋根でも同じ作業です。
最後の④は瓦屋根だったり、スレート屋根だったり屋根材によって変わります。
屋根材の一部に不具合があっても、その下にある防水シートや野地板が雨から家を守ってくれています。
なので、家の内部にまで被害が及ぶのに猶予があります。
しかし、猶予があるといってもそれは
屋根材に不具合ができてから
です。
気づいたのが「今」だとしても、その屋根材の不具合が「いつ」からなのかがわかりません。
雨水が入り込むことで瓦以外も建材の傷みが加速する
屋根材に不具合があると防水シートが露わに。
防水シートは守られることがなくなり劣化スピードが早く。
そしてその防水シートが劣化すると雨が野地板に浸透するようになり腐ってしまいます。
この3点が正常だからこそちょっとした自然災害や大雨にも耐えてくれるんですね。
何かあっても早く解決することによって被害も費用も抑えることができます。
瓦屋根を長持ちさせるためには早目の修理が大切!
屋根が高い位置にあるのもそうですし、
住宅が密集している場所ですと少し家から離れて屋根の様子を伺う・・・なんてこともできません。
ですが屋根は見れなくとも家の周りは確認することができます。
見慣れない土や瓦の破片が落ちていたら要注意です。
それは瓦屋根からのSOSかもしれません。
池田市 瓦屋根の点検と補修とは
2021年9月10日
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瓦屋根の最大のメリットは、屋根材としての高い耐久性です。
では、瓦屋根にはどんなメンテナンスが必要なのでしょうか。
今回は池田市にお住いの方からのご依頼で瓦屋根の点検に行ってまいりましたので、写真とともにメンテナンスのポイントをご紹介します。
破損した瓦
点検したところ、強風時の飛来物の影響によって1枚破損していました。
既に割れた破片が落下しそうな状態だった為、この部分のみ交換をご提案しました。
こういった
突発的な衝撃で破損したとしても、その瓦だけを交換する部分補修で済むのも瓦屋根の嬉しいメリットの1つです。
谷部の板金交換と瓦補修
瓦屋根の形状によっては、谷部と呼ばれる雨水が集中して流れる谷状の部分が出来ます。
2つの屋根面が交差して谷状になっていて排水量が最も多い場所なので、ここには谷板金という金属板が設置されるのですが、頑丈とは言え金属なので経年劣化は避けられません。
劣化するとサビが発生して穴があいたり、歪んで隙間が出来て雨漏りの原因になるので、築年数が経っている場合は点検が必要な部分です。
谷部まわりの瓦は排水量も多いので、瓦を接着している漆喰の経年劣化が比較的早く起こります。
漆喰が劣化すると瓦裏に雨水が侵入しやすくなり、下地の葺き土が濡れて乾いてを長年繰り返すと瓦と葺き土の密着性がなくなり、剥がれやすくなります。
谷部まわりの瓦については、劣化した葺き土を撤去し、葺き土と漆喰両方の役をこなすなんばん漆喰で瓦を再度設置するご提案をしました。
1種類で仕上げることで、素材同士の密着性の低下がなくなり、屋根の劣化を防ぎます。
棟の漆喰補修
屋根面が山状に接合している部分を棟(むね)といいます。
棟には接合部分に雨水が侵入しないようにする機能的観点と、外観を豪華に見せる装飾的観点から、このように瓦を複数段積んで施工されている屋根が多いです。
棟の瓦同士を接合しているのは漆喰で、
ここの
漆喰が劣化して隙間が出来ると、屋根頂上から雨水侵入を許すことになり、密着性が更に弱まって一気に崩れてしまうため、点検では最も欠かせないチェックポイントです。
棟の先端には鬼瓦と呼ばれる装飾瓦があり、鬼瓦を接着している漆喰が劣化するとこのように剥がれてしまいます。
鬼瓦が剥がれているということは、棟全体の漆喰も劣化している可能性があり、更に剥がれた部分から棟内部に雨水が侵入して更に傷めてしまう可能性があるので、このように鬼瓦の剥がれやズレを見つけたら早めに補修することをオススメします。
今回は、瓦屋根の点検のポイントと、メンテナンスが必要な場所についてご紹介しました。
意外とお住まいの家の屋根を見上げる機会は少ないでしょうが、頑丈な瓦屋根でも経年劣化する部分があります。
頑丈な瓦屋根を長持ちさせるためにも、瓦専門業者に点検を依頼し、劣化した部分は早めに補修を依頼しましょう。
茨木市 瓦屋根の劣化と災害対策
2021年9月6日
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近年は地球環境の変化もあり、これまで関西ではなかったような
大型の台風や
爆弾低気圧、豪雨などの気象災害が頻発するようになりました。
これらはいつ発生するかも分かりませんし、防ぎようもないので、私たちは各自災害対策をして備えることしかできないのが現状です。
住宅の中で1番気象災害の影響を受けるのは屋根であり、普段目にしないところかもしれませんが災害対策として点検やメンテナンスが重要です。
今回は、茨木市にお住まいの方からのご依頼で、瓦屋根の強風被害調査に行ってきました。
強風で剥がれた瓦
瓦屋根の瓦は本当に優れた屋根材で、瓦自体が劣化することはほぼありません。
強風時の飛来物が当たったりというアクシデントがない限り、何十年何百年ともつ素材です。
こちらの屋根も築年数はかなり経っていましたが、瓦は表面上とてもキレイに保てており、その分内部の葺き土の劣化などは意識していなかったようです。
築年数が経っている瓦屋根の内部には葺き土が詰められており、経年劣化すると痩せて瓦を固定する機能を失ってしまい、強風に負けて瓦がこのように剥がれてしまいます。
現在瓦屋根を施工する際には葺き土は使用せず、「引っ掛け桟瓦葺き」という桟木に瓦を引っ掛けてなんばん漆喰で仕上げる工法が主流で、弊社でも葺き直しをする際にはこの新工法を用いています。
劣化して錆びた谷板金
上写真のように、屋根面と屋根面が谷状に合流している部分を谷部(たにぶ)といいます。
この谷部は雨水が集中して流れ込むところなので、下に流し落すために谷板金という金属板が設置されてありました。
金属なので築年数が経てば錆びて劣化し、穴があいてきます。
半永久的に使用できる瓦とは違って、この谷板金は穴があく前に交換しておく必要があります。
強風でほぼ剥がれた棟瓦
屋根の頂上部に位置する屋根面の取り合い部分を棟(むね)といいます。
天候の影響を日々受け続ける屋根の中でも、特に雨風の影響を受けやすいのが棟です。
こちらの棟は、瓦を接着していた漆喰と葺き土の劣化が著しく、強風によって本来被せてあった冠瓦がほとんど剥がれて飛んでいってしまっていました。
災害前の平時に、この部分を点検してなんばん漆喰で補強しておくと、こうした被害をほとんど防ぐことが出来ます。
平時のメンテナンスで防災対策を
瓦屋根のメンテナンスは、瓦が表面上キレイであれば特に疎かになりがちです。
でもいざ災害があって屋根に被害が出たら、補修工事の費用がかさみますし、災害後はなかなか業者がつかまらず、補修は何か月も待たなければいけないことになります。
何かある前にメンテナンスしておけば、長期的にみてもコスパがよく、災害時も安心して過ごせます。
瓦屋根救援隊では随時無料点検を実施しております。
瓦1枚の交換でも、お気軽にお問い合わせくださいね。
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