スタッフブログ

茨木市で鬼瓦が落下寸前!築80年の瓦屋根をピンポイント補修で延命

2025年7月9日|カテゴリー「スタッフブログ

ご相談内容


「鬼瓦が外れて棟瓦もグラグラ…。将来的には建て替え予定なので、今回は必要最低限の補修で済ませたい」

茨木市にお住まいのお客様から緊急のお電話をいただき、瓦屋根救援隊が現場へ急行しました!

調査すると、棟の先端にある鬼瓦が脱落し、棟瓦ものし瓦も大きくずれて危険な状態。

建て替えをご検討中とのことでしたので、部分的な棟取り直しで屋根を安全に延命させるプランをご提案しました。

物件概要 内容
築年数 約80年
施工内容 鬼瓦固定+棟取り直し(部分)
施工日数 1日
費用 約7万円
保証期間 1年間

補修の流れ

STEP1|鬼瓦・棟瓦を一時撤去

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崩れかけた鬼瓦とのし瓦を丁寧に取り外し、安全な場所に仮置き。

再利用できる瓦はすべて保管しておきます。

STEP2|劣化した葺き土を撤去

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瓦の下から現れたのは砂状に崩れた古い葺き土。

粘着力がなくなり固定力を失っていました。

ここを完全に除去します。

STEP3|高耐久「なんばん漆喰」で新しい土台づくり

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防水材やシリコンを配合したなんばん漆喰を使用。

雨水に強く、従来の葺き土より長持ちします。

STEP4|鬼瓦を番線でしっかり固定

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保管しておいた鬼瓦を番線(銅線)で下地と結束。

さらになんばん漆喰で高さと角度を微調整して安定させます。

STEP5|棟瓦を一直線に復旧

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水糸を張って水平・直線を確認しながらのし瓦→冠瓦の順に戻します。

八の字勾配で雨水の侵入をブロック。

STEP6|仕上げ・雨仕舞確認

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なんばん漆喰で棟と外壁の取り合いもしっかりシーリング。

全体を点検して完了です!

お客様大満足のビフォーアフター

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鬼瓦脱落・棟瓦の歪みが顕著
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鬼瓦と棟瓦が一直線に整い、雨仕舞も万全です!

お客様からは
「少額でここまで丁寧に直してもらえるとは思わなかった。建て替えまで安心して過ごせます」
と喜びの声をいただきました!
瓦屋根救援隊スタッフ
  • 築60年以上の瓦屋根は葺き土が砂化しているケースが多く、部分的にでも早めの補修が安全です。

  • なんばん漆喰は既存瓦との相性が良く、低コストで耐久性アップが可能。

  • 鬼瓦の脱落は強風時に落下事故につながるので要注意です。

  • 兆候を見つけたらすぐにご相談ください!